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№206 石山三四郎(小寸こけし) [蔵王高湯系]

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故阿部平四郎工人が創作した「どんころこけし」とよく似たものですが、平四郎工人のこけしは昭和44年に天江コレクションの蔵品をヒントに制作され「どんころこけし」と名付けられました。しかし、この三四郎こけしはそれよりもだいぶ前、昭和17~18年頃に制作されたものです。ずんぐりむっくりの姿形は観る者の心を和ませてくれます。
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№205 平賀謙次郎(小寸こけし) [作並系]

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平賀謙次郎の昭和17~18年頃の作品と思われます。同じタイプのものが『美と系譜』に掲載されています。そちらの、制作年代は昭和14年7月ということですが、雑こけしとして扱われています。私は童(わらべ)の穏やかな表情を持つ昭和17年~19年ごろの作品の方が、初期の謙蔵似のものより好きです。
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№204 石山三四郎(小寸こけし) [蔵王高湯系]

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№203と同時期の制作と思われます。切れ長の目が魅力的で今まで三四郎こけしをそれほどかってはいなかったのですが、認識を新たにした次第です。

石山三四郎工人は箱根木地挽技術を修行した工人として知られていますが、その片鱗を思わせるように頭部にうてら挽きで毛髪を表現しようとした痕跡が僅かに見て取れます。↓(画像クリックで拡大画面へ
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№203 石山三四郎(小寸こけし) [蔵王高湯系]

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これもたぶん戦前作と思いますが、自信がありません。昭和20年前後に制作されたものと思います。保存は悪いのですが「ガマ顔」の表情は見るものの心を和ませます。
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№202 渡辺喜平(小寸こけし) [土湯系]

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たぶん戦前作と思いますが、自信がありません。喜平こけしの特徴である象鼻が見て取れることから戦前作と判断しました。保存状態は良くありませんが、きりっとした目元が印象的な3寸こけしです。
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№200・201 村井操?作(豆こけし) [津軽系]

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どこか、寂しさを感じる作品です。うつむき加減の眼から、まだ幼子の弱さを感じてしまいました。遠~い昔の自分の心を見たようです。
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№199 松田初見(袖珍こけし) [鳴子系]

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所謂、袖珍こけしの中の作品です。平凡で何処も見所が無いように見えますが、よく見ると、顔と胴模様の描彩から、初見工人の強い意思が感じられてきます。
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№197・198 鈴木幸太郎(豆こけし) [木地山系]

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こどもが書きなぐったような描彩であるが、そのたどたどしさが何故か心惹かれます。同じ時期に作られたであろうと思われる2本の作品ですが、小寸であるが故の、顔の描彩の違いから、まだ、固定されていない自由さがあり、面白く感じています。
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№196 石沢角四郎?作(豆こけし) [蔵王高湯系]

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石沢角四郎?作、豆こけし。自信はナイが、たぶん角四郎で間違いないと思う。豆こけしでありながらも、離れて描かれた眉、目から、茫洋としたとぼけ顔に見えるが、しかし、その顔が何処となく大尽に見えてくるのが、不思議である。
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№195 菅原庄七作(豆こけし) [遠刈田系]

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菅原庄七作豆こけし。大きさが異なる左右の眉、目。これこそ、晩年の庄七小寸こけしと同じ雰囲気を持つのであるが、この豆こけしが作られたのは昭和17、18年頃と考えた時、晩年まで庄七老は無邪気な心を持ち続けた事が、理解出来るのである。胴の桔梗模様といい、顔の無邪気さといい、いつまでも愛してやまない豆こけしである。
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№194 山尾武治作(袖珍こけし№31) [遠刈田系]

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山尾武治作袖珍こけし。チンバに描かれた眉と目、上目使いに斜め斜に打たれた眼点と、無造作に描かれた両鬢と前髪はまさしく武治の本領を発揮している。豆こけしでも定寸と変わらない造りは、画像で観るかぎり定寸と思える程である。
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№193 佐藤吉雄作(豆こけし) [遠刈田系]

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佐藤吉雄作の豆こけし。若々しく、水々しい印象をもつ。少し小生意気な面構えは、三蔵、庄七、武雄、武治こけしとも異なり、吉雄こけしの面目躍如である。

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№192 高橋忠蔵作(豆こけし) [土湯系]

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高橋忠蔵作、昭和18年前後の作品である。忠蔵は生涯を通じて質の高い作品を作り続けた工人であるが、この豆こけしは、戦時中で有るためなのか知れないが、斜に構えてた眼は少し寂しくも観え、また何かを訴えている様にも見える。情感あふれるこの様な作品を観ると、何故か心が洗われる気がしてならない。

№191 佐藤三蔵?作(豆こけし) [遠刈田系]

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佐藤三蔵?作の豆こけしである。?マークを付けたのは、この豆こけしの製作時期が昭和18年前後であり、三蔵が木地修業したと云われている昭和20年以降に制作したものでないことによる。

しかし、例外はいつでも有る事なので、戦前に三蔵が制作したものと考えた。描彩は若々しくもたどたどしい筆遣いで、伝統こけしの作り始めと思える作品である。胴模様の稚拙に比べ、顔の表情は明るく、素直な印象を観るものに対して訴えかけている。
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№190 長谷川清一作(豆こけし) [鳴子系]

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長谷川清一作の豆こけし。なんと小さく、なんて可愛らしいのか、言葉が見つからない。たくさんの豆こけしを観てきたが、この作品と出合えて本当に良かった。

この作品と出合えるまでに40数年かかってしまったが、それでも待っていて(伝統こけしの収集を続けていて。)良かったと心から思う。

これこそ、箱根の御芥子人形の再来と云える作品である。私は箱根の御芥子人形こそ、伝統こけしのルーツであり、東北地方に蒔かれた伝統こけしの「種」であると考えている。

江戸時代末期、東北地方の木地師が、上方見物の途中で観た(買った?)箱根湯本のお土産品の中に、御芥子人形があり、旅する木地師の目にとまった小さな木地挽きの御芥子人形、それをヒントに東北地方の温泉場(土湯、作並、遠刈田、鳴子)で発生(発芽=創作)したのが、今に伝わる伝統こけしの祖系になったものと考ている。

私には、この清一こけしこそ、江戸時代の御芥子人形を彷彿させるものであるが、いつかきっと、その内に箱根湯本の御芥子人形が発見出来て、その事が証明される時が来るものと信じている。
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№189 秋山慶一郎作(豆こけし) [蔵王高湯系]

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秋山慶一郎作の豆こけし、制作年は昭和18年前後?と思われる。上を見つめて何かを訴えかける、瞳からは松三郎のえじこに描かれる顔の表情とは、似ている様でどこか違う。寂しげでもあり、きかん気の様にも見える、表情からは、慶一郎の心情が表現される。

鳴子系こけしの最近作にも、この様なスタイルを表現したこけしが見られるが、その先駆けともいえる慶一郎の豆こけしは、簡素な重ね菊の胴模様と共に、愛おしくてならない伝統こけしである。
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№188 佐藤三男?作(袖珍こけし№81?) [遠刈田系]

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佐藤三男作(?)の袖珍こけし(?)。胴底に鉛筆で、「佐藤三男」の書き込みあり。ロウ引き仕上げでなく、二ス様なものを塗ってあります。残念ながら私にはこの豆こけしを三男作と断定出来るだけの知識がありません。

ただ、袖珍こけしに押されている、胴底のスタンプ印と同じものが、この豆こけし(袖珍こけし?)には押されています。その数字は「81」です。

荒井金七の袖珍こけしが81番目ということですが、80番以降は企画者の気まぐれで押されたものか、はたまた、80番以降をどのこけしにするかはその当時、決まっていなかったものか、たった1本の豆こけしからいろいろと想像出来ることに楽しみを感じています。

№187 佐久間太市?作(豆こけし) [土湯系]

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戦前(昭和18年頃?)の佐久間太市作(たぶん・・・?)、豆こけしです。私は、太市こけしの戦前作を載せている文献・資料を知りませんので、豆こけしですが、珍しいと思い掲示した次第です。

湊屋系列の工人ですが、父親の粂松こけしに比べて、その評価はだいぶ低くなされています。しかし、第三次こけしブームと言われている現在のこけし愛好家には、そこそこに受けるのではと思わせる、「明るく、あどけなく、愛らしい」作品に仕上げてあります。(もしかしたら、時代の先取りであったりして・・・・・?)
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№186 大沼(後藤)希三作(袖珍こけし№84?) [鳴子系]

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後藤希三作 袖珍こけし№84?

袖珍こけしは「№100まで頒布予定が、戦時中諸般の事情で№80までの頒布品で完了」とされていると言う事はよく知られている事実である。

№81以降、№100までの頒布品については、故中屋氏が№81として荒井金七作の袖珍こけしを『木の花11号』紙上で紹介しているが、それ以外の作品については、どの工人の作品が何番かを教える資料を私は知らないでいた。

その様な時に、入手した豆こけしの中に大沼希三作があり、底に「84」のスタンプ印が押されていたのを見つけた。確かな事は言えないが、80番以降の頒布品の中のうち、84番は希三工人の作品を予定されていたものと思われる。

この希三こけしが№84であるとするならば、あと残り「18」作品の袖珍こけしのナンバーリングが気にかかる。いつの日にか予定されていた100番までの全てのナンバーリングが解明される事を願ってやまない。(もしかして、100番までの工人名は既に分かっていのかも・・・?。私だけが知らないだけで・・・・!)

なお、描彩(特に目)に付いては眼点のハチャメチャさに、どう表現して良いか、言葉が見つからない。まるで、なにかの現代マンガで表現される目を見ているようである。
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№185 子守りこけし [子守こけし]

子守りこけし

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№181と同タイプの子守りこけし。№181が羽鳥広良作であるとすれば、同じ工房で制作されたものか?




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二本を並べて見ると分かるが、描彩のスタイルはほとんど同じ、子供の頭頂部が少し違うことだけである。
ただ、この子守りこけしはどことなく、女性が描いたものと思われてしょうがない。
少し寂しげで、あどけない表情の子守りの女の子、メルヘンチックな雰囲気を漂わせて、観る者の心を掴む。
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№183・184 山尾武治作(豆こけし) [遠刈田系]

№183184山尾武治作

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山尾武治の豆こけし。小さい方のは高さ五分です。制作年代は昭和15年頃と思われますが、これほどの豆こけしを制作する武治工人の木地技術と描彩力には脱帽です。


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№182 本間留五郎作(豆こけし) [鳴子系]

本間留五郎作

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本間留五郎工人の少し古い(昭和10年頃)豆こけし。この頃のこけしは「雅」な雰囲気を醸し出していて、好きである。
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№181 羽鳥広良作(子守こけし) [子守こけし]

羽鳥広良作 子守こけし


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山形系の工人の中に、「羽鳥広良」という工人が居るとは、恥ずかしい話ですが今まで知りませんでした。ネットオークションの出品作の中にその名があり、、調べて見たら確かに小林友次の弟子として掲載されています。

小林友次工人の名は時々聞きますので、その作品は知っていますが、羽鳥工人の作品は見た事がありませんでした。ネットで調べてみたら、一点だけそのリンク画像が出てきました。

画像を見る限り、確かに山形系小林一家の系譜に続く作品と見てとれます。ただし、このこけしは戦後作と思います。残念ながら、戦前の作品は確認できませんでしたが是非戦前作も観てみたいものです。

今回、私が入手した作品は子守りこけしですが、制作年代は戦前作です。ネットオークションに出品されていた作品も子守りこけしで戦前作と思われます。今回、同手のものを入手したので、掲載します。

私は子守りこけしやモンペこけしが好きで、機会あるごとに入手していますが、ほとんどの作品は作者名が分かりません。今回の子守りこけしが羽鳥広良工人の作品と分かり、一つ胸の閊えが取れました。



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№178・179・180 山形系不明こけし(豆こけし) [山形系]

山形系の小林一家制作の豆こけしと思われるが、しかとは分からない。

小林一家制作?

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№177 不明こけし(豆こけし) [その他]

佐藤丑蔵が戦前に花巻で制作した、豆こけしに似る胴模様から、花巻辺りで制作されたものと思われるが、素性は良く分らない。

不明豆こけし

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№174・175・176(豆こけし) [山形系]

山形系の味田ミヨあたりの女性が描いた豆こけし。作者はしかとは分からない。

味田ミヨ?

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№173 蔦作蔵作(豆こけし) [弥治郎系]

蔦作蔵の豆こけし。小さいながら手抜きのない制作は、工人の心意気を見るようだ。この豆こけしを見ていると蔦工人の性格の生真面目さが見て取れる。

蔦作蔵作

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№172 鎌田文市作(豆こけし) [弥治郎系]

本当に小さな鎌文の豆こけし。この愛らしさは豆こけし故の賜物。

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№171 蔦作蔵作(豆こけし) [弥治郎系]

蔦作蔵の豆こけし。豆とは思えないほど、大寸と同じ様に作られている。色々な変形のこけしを作ったが、弥治郎系の伝統を受け継いだこけしは、オーソドックスである。

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